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Channel: スポーツナビ+ タグ:血統
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天皇賞(秋)有力馬のジャッジは???

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金曜発売も始まり、既にビニールシートの列ができているなど、日本列島が天皇賞色に染まってきた!金曜発売(20:30時点)で1番人気:イスラボニータ   3.7倍2番人気:フェノーメノ    4.5倍3番人気:ジェンティルドンナ 4.8倍4番人気:エピファネイア   9.5倍この4頭が10倍を切るオッズとなっている。今日はこの4頭の評価を見ていきたい。イスラボニータ共同通信杯ではスローの瞬発力勝負、東スポ杯では早い流れをレコード決着。こういった両極端のレースで勝ち切った馬と言うのは「本当に強い馬」である可能性が高く、東京2000mは現在のイスラボニータにとっては絶好の舞台だろう。血統面から見ても父フジキセキは大いに不安だが、母父コジーンはグレイソヴリンの血統。グレイソヴリンはジャングルポケットを始め、東京の長い直線を走るためには必須の血統。それを母父に持つのは大きなアドバンテージとなる。でも、やはりフジキセキだ。あのサダムパテックも3歳春時は皐月賞(東京2000m)で2着に好走するなど中距離もこなせていたが、古馬になってマイル専門の馬になった。3歳の早いうちは能力で融通が効くものも、いずれ血が騒ぎ出して適性がはっきりとしだす。イスラボニータもスピードを前面に押し出すタイプで、いずれはマイラーになるだろう。その血が今回騒ぎださなければいいが。調教は絶好。もう今まででベストの追い切りを見せている。だが枠順は最悪。下げてキレる馬じゃないだけに、この枠からスッと好位につけられなければ凡走もあるだろう。フェノーメノ父ステイゴールド×母父デインヒルはこのメンバーの中でも屈指の東京2000m血統。この馬の特徴はオーバートップのギアはないが、サードギアでずっと走れること。だからコーナーの少ない東京や坂からのロングスパートのできる京都外回りコースで抜群の成績を残しており、逆にコーナーが多くギアチェンジを多く必要とされる舞台では活躍できていない。例年の天皇賞の流れであれば激流のハイペースが予想され、上がり3Fも34秒台で足りることが多いため、フェノーメノのための舞台といっていいだろうが、今年は逃げ馬不在のスロー濃厚。そうなった場合、33秒台前半の上がりをこの馬は出せないため、直線でキレ負ける可能性は十分にある。イメージは地力で3着内は外さないだろうが、何らかのキレる馬に差されて勝ちはできない、というレースになるんではないか。ジェンティルドンナご存じのとおり左回りしか走らない典型的なサウスポーで、この馬の2大鮮烈パフォーマンスはどちらも東京コースのオークスとジャパンカップ(3歳時)だろう。右回りでは強い牝馬くらいのレベルだが、左回りだとワールドクラスになる傾向があるため、今回も絶対に無印にはできない馬。スタートセンス抜群で1枠1番をゲットし、スロー濃厚の今回はこの馬の瞬発力が抜群に活きる可能性がある。ただし、やはり昨年のジャパンカップのパフォーマンスが物足りなすぎる。スローペースをいい位置をつけながらハナ差の辛勝。あれぐらいのメンバーレベルであれば大圧勝してほしかった。既に3歳時のジャパンカップの時からは衰えていると捉えるのが普通か。あのブエナビスタですら馬券に絡めなかった5歳秋の天皇賞。お母さんになりたがっていきなり凡走というのもなくはないため、過度の期待は禁物か。エピファネイアGIで全く走らないシンボリクリスエス産駒の中で、唯一2000m以上のGIで馬券に絡んだことがあるのがこのエピファネイアだ。皐月賞、ダービーが2着で、菊花賞が1着。どれも世代限定戦で古馬になってからは大阪杯で惨敗。なんだか成長スピードが陰った印象がぬぐえない。やはり懸念はシンボリクリスエス。筋肉が堅そうな馬が多く、どちらかと言えばキレない種牡馬だと思うが、エピファネイアの場合は母系の凄さでなんとかなってきた感が強い。古馬になってからはその母系をシンボリクリスエスの血が騒いで消してしまっている感じがしてならない。能力で馬券内はあると思うが、このオッズでの頭妙味は薄いと考える。意外にこの4頭は死角がそれぞれあると私は考えている。頭妙味があるのは実はこの4頭以外かも・・・?

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